韓国のドラマやバラエティー番組を見ていると、食事のシーンが良く出てきます。
何故か、そのシーンを見ていると、無性に同じものが食べたくなりませんか?
今回は、テレビに良く出てくる食べ物を紹介していきます。
ビビンバ

ビビンバは、ご飯にキムチやナムル、お肉、卵などを載せて、そこにコチュジャンとごま油などの調味料をかける料理で、スプーンで良くかき混ぜてから食べます。
私が、友人に勧められて初めて観た韓流ドラマに、”私の名前はキムサムスン”というラブコメの、韓国で最高視聴率50%を超えた、驚異的な人気ドラマがあります。
その劇中の中で、主人公のサムスンが、おねえさんとおかあさんと3人で、一つの銀のボウルの中のビビンバを、グチャグチャにかき混ぜて、直接スプーンですくって食べるシーンがあります。
私は、このドラマを見ているうちに、同じような食べ方で一度味わいたくなり、器にご飯をよそい、目玉焼きとキムチとナムルを載せて、コチュジャンとごま油をかけ、ドラマのようにグチャグチャにかきまぜて、豪快にスプーンで食べてみました。
シンプルなのに美味しい!!
是非、皆さんも”私の名前はキムサムスン”を見ながらの”ビビンバ”をおためしあれです。
どちらも、ハマる事まちがいなしです。
インスタントラーメン

韓国のドラマって、ラーメンを食べるシーンが多いと思いませんか?
それも、黄色っぽいアルミの取っ手のついた鍋で作って、その鍋から器に移さないで直接箸でつついて食べるシーン。
何故、こんなにラーメンを食べるシーンが多いのか、調べてみました。
少し前の情報になりますが、2015年に発表された”世界ラーメン協会”によりますと、一人当たりの年間インスタントラーメン消費量は、韓国がダントツで一位でした。
ある韓国料理研究家の方の分析によりますと、韓国の食は、まずスープというところがあり、サムゲタンやクッパ、テールスープ、キムチチゲなど主菜がスープ類。
こうした食文化に、インスタントラーメンが合致したのではないかと、いうことでした。
韓流ドラマで、ラーメンを食べるシーンが多いわけですね。
では、インスタントラーメンにはどんな種類があるのでしょうか?
辛ラーメン
韓国のラーメンで一番オーソドックスなのが、“辛ラーメン“です。
スーパーでも見かけやすく手に入りやすいので、食べた事がある方も多いのではないでしょうか?
カルボプルダック
次に、”カルボプルダック”です。
こちらも、スーパーで良く目にします。
こちらは、カルボナーラ風味にチーズのまったり感と、辛さを加えているのでしっかり味を楽しむことができます。
ノグリラーメン
次は、”ノグリラーメン”です。
こちらは、海鮮のうまみがあるスープで、もちもちとしたコシのある太麺が特徴です。
ちなみに、”ノグリ”とは、韓国語で”たぬき”という意味だそうです。
カムジャ麺
最後に、”カムジャ麺”です。
カムジャとは日本語でジャガイモのこと。
麺にジャガイモのでん粉が練り込んであるので、こんにゃく麺のように感じますが触感はもちもちです。
辛ラーメン キムチ
上記のラーメンは、どれも辛いのが苦手な方には、ちょっと辛すぎるかもです。
辛いのが苦手な方は、”辛ラーメン キムチ”というものがありますので、そちらをオススメします。
トッポギ

”トッポギ”は、韓国の屋台で買える食べ物で、韓流ドラマでは、学生が学校の帰りに立ち寄って食べたり、夜食として食べるシーンを多く見ます。
このトッポギは、もちもちの韓国餅を、コチュジャンや砂糖を使って、甘辛く煮込んだ料理です。
いろんなアレンジして食べる事が出来て、最近では、ラーメンとトッポギが合わさった”ラッポギ”なるものが出て来ています。
ラーメンと言っても煮込んでスープもほとんどなく、焼きそばに近いかもしれません。
この汁なし麺にトッポギをまぜ合わせたものが、ラッポギという、トッポギの進化系です。
キムチ

韓国と言えば、やはり”キムチ”です。
ドラマの中でも、寒い冬の庭先で大量にキムチを漬けるシーンがあります。
漬けられたキムチは、キムチ専用のキムチ冷蔵庫に保管されます。
キムチ専用の冷蔵庫があるのも、韓国ならではですね。
一口にキムチと言っても、いろいろな種類があります。
定番の白菜キムチのほかに、大根キムチ(カクテキ)、かぶら大根のキムチ(チョンガッキムチ)、きゅうりキムチ(オイキムチ)、大根葉のキムチ(ヨルムキムチ)、水キムチ(トンチミ)、ねぎキムチ(パキムチ)、ポッサムキムチなど、その他にもまだまだあります。
チキン

韓国では、たくさんのチキンチェーン店や屋台が軒を並べ、移動販売車まであり、日常的に食べられています。
韓流ドラマの中でも、出前や手土産に良く出てくるのがチキン。
「チキンを買ってきたよー!」って言うと、みんな喜んで、かぶりつきます。
そのチキンにもいろいろな種類があって、甘辛いタレを絡めた”ヤンニョムチキン”や、”フライドチキン”、サクサクの衣の”クリスピーチキン”など、ビールやサイダーなどと一緒に食べるシーンが多くみられます。
また、韓国でチキンを注文する時に一番困るのが、量です。
日本のように1ピースずつ買えるのではなくて、1匹単位(2~3人前)で注文しなくてはならないようですよ。
チゲ

”チゲ”は、キムチや肉、魚介類、豆腐などを出汁で煮込んだ鍋料理です。
チゲとは、鍋料理の意味で、日本で良く耳にする”チゲ鍋”はチゲ・チゲと重複してます。
チゲ鍋にも、いろいろな種類があります。
キムチチゲ
これは、発酵の進んだキムチを使ったチゲ。
テンジャンチゲ
朝鮮味噌(テンジャン)で味付けした辛くないチゲ。
チャムチチゲ
キムチとツナ缶のチゲ。
プテチゲ
部隊チゲの事でランチョンミートやインスタントラーメンを入れたチゲです。
トゥブチゲ
豆腐のチゲ。
スンドゥブチゲ
汲みだし豆腐のチゲ。
”キムチチゲ”や”テンジャンチゲ”は、日本でいう味噌汁のようなものです。
韓国では、朝鮮味噌やキムチが冷蔵庫に常備されているため、このふたつのチゲは、食卓にのぼる回数が、他のチゲにくらべて多いのが特徴です。
キンパ

キンパは韓国語で、”キムパプ”と呼ばれています。
”キム=海苔”で、”パプ=ご飯”を意味します。
ご飯は酢飯ではなく、ごま油や塩で味付けしており、生魚以外のいろいろな具材で作られた、韓国式海苔巻きです。
韓流ドラマで数多く”キンパ”を食べるシーンが登場しますが、バラエティー番組でも、自分たちでキンパを手作りして食べる場面があります。
”三食ごはん 山村編”という番組の中で、3人の女優さんが自給自足しながらゲストに料理を振る舞うのですが、その番組の中でキンパを作って食べるシーンがありました。
この三食ごはんという番組は、シリーズ物で、山村編のほかに、漁村編もあり、韓国の有名な俳優さんたちが、農村での畑仕事や、漁村での釣りなどの自給自足のスローライフを体験するリアリティ番組です。
ジャージャー麺

韓流ドラマの中で出てくる、ジャージャー麵。
このジャージャー麺は、韓国で”チャンジャンミョン”と呼ばれており、出前の定番で、仕事の合間や家族の集まりに良く配達されるシーンをみます。
甘くて濃厚な黒いソースが特徴的で、食べる前に、黒いソースと麺を良く絡めるために、ぐりぐりと良く混ぜます。
そして、必ず付け合わせに、”タンムジ”と呼ばれる、日本でいえば”黄色いたくわん”が付いてきます。
甘めなジャージャー麵は、食べているうちに飽きてしまう事がありますが、そんな時に、付け合わせのたくわんを食べて、口の中をさっぱりさせます。
食べてる時に、口の周りが真っ黒になる様子も、ドラマでよくみる光景です。
チヂミ

チヂミは、韓国料理の中でポピュラーな食べ物です。
韓流ドラマで、「雨が降ってきたからチヂミを食べたくなった」というセリフを耳にします。
チヂミをカリッと焼くために、油をたっぷり使って焼くのですが、焼く時の音が激しい雨が降っている時の音と似ているので、このようなセリフを言うみたいです。
最近では、チヂミ粉が簡単に手に入るので、お好きな野菜などを入れて、時短で美味しいチヂミを作ってみて下さい。
餅

お餅は日本ではお正月をイメージしますが、韓国では季節の折々でお祝いにお餅を食べるみたいです。
韓国語で、お餅の事を”トック”と言います。
韓国のお餅は種類が豊富で、おやつから料理まで幅広く使われます。
ドラマでよく出てくるのが、開業とか引っ越してきたら、近隣にお餅を配るシーンです。
引っ越しの時に配るお餅は、赤小豆入り蒸し餅”パッシルトック”といい、塩味のお餅です。
”パッ”とは赤小豆の事で、”シル”は蒸し器、”トック”は餅を意味します。
では、なぜ韓国では引っ越しや開業の時に”パッシルトック”を配るのかといいますと、小豆の赤い色が、厄除け・魔除けで雑鬼を追い払ってくれるという言い伝えがあって、引っ越しや新しく開業した時に、厄除けや魔除けの意味を込めて、お餅を配るみたいです。
わかめスープ

韓流ドラマでよくわかめスープを飲んでるシーンを見た事はありませんか?
特に、誕生日の時には、必ずわかめスープを飲みます。
何故、韓国では誕生日にわかめスープ飲むのでしょうか?
わかめスープには、カルシウムやミネラル成分が豊富に含まれており、産後に体力回復を助けるためや、母乳の出を良くするのに、飲まれてきました。
韓国のお母さんたちは、産後の1か月くらい、毎日わかめスープを飲みます。
そのため、誕生日のわかめスープは、子供にとっては母親への感謝、母親にとっては子供を産んだ喜びを思い出させてくれる特別なスープなのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
上記の中に、ドラマや番組で気になってたものがありましたか?
韓国ブームのなか、日本のスーパーでも、本場の味をお手軽に楽しめるようになりました。
今後、何が流行るのかも気にしながら、韓流ドラマを楽しむのもいいのかもしれませんね。

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